読書するのが遅くて1冊読むのに時間が掛かる…
と、読書スピードを少しでも上げたいと考えていませんか?
読書スピードが遅いと読書が億劫になり、読書から離れて行く原因になります。
ですが、速く本が読めても「本の内容の理解度」が疎かになっては、意味がありません。
”本の内容の理解” × ”読書スピード”
を、うまく両立することが大切です。
そこで今回の記事では、次のことを紹介していきます。
\今回の記事で学べること/
- 日本人の平均読書スピード
- 読書スピードが遅い人の原因
- 読書スピードが速い人が実践していること
それでは見ていきましょう!
日本人の平均読書スピード
原因を知る前に、日本人の平均読書スピードを知っておきましょう。
読書するスピードが遅いと悩んでいますが、もしかすると日本人の平均読書スピードくらいの可能性もあります。
日本人の平均読書スピードは、1分間に400文字~600文字と言われています。
参考までに、身近な本や物の文字数は下記のとおりです。
- 原稿用紙1枚 → 400文字
- 文庫本の1ページ → 500文字±100文字(平均)
- ビジネス書1冊 → 約12万字
ビジネス書を例に考えてみます。
1分間に500文字読める人であれば、12万文字 ÷ 500文字 = 240分。
約4時間で読み終えるぐらいが日本人の、平均的な読書スピードです。
自分の読書スピードを知ろう!
自分の読書スピードを測定できるサイトもあります。
「日本速脳速読協会」という団体が作成した”読書速度ハカル君”です。
もちろん無料&登録不要なので簡単に、自分の読書スピードを測れます。
ゲーム感覚で自分の読書スピードを知れるので1度やってみよう!
読書スピードが遅い人の原因とは?
ここからは、読書スピードが遅い人の原因を解説していきます。
スピードが遅い原因を解消し、読書のスピードが上がれば、
- 知識に触れる回数が増える
- いろいろな本に出会える
- 少ない時間を有効活用できる
と、読書が充実すること間違いなしです。
主に原因は次のようなことです。
読書のスピードが遅い原因
- 全てを読もうとしている
- そもそも読書になれていない
- 知識や情報が不足している
1つずつ詳しく見ていきます!
全てを読もうとしている
全てを読もうとする考え方も、読書のスピードを遅くする原因の1つです。
いわゆる「完璧主義者」がそれに該当します。
一字一句全部読む必要はありません。
でも全部読まないともったいない…
と、考えてはいませんか。
自分もそうでしたが「本当にこの内容読んで意味あるかな?」と考えるようになって読書スピードが上がりました。
内容がしっくりこない場合は、読まなくて大丈夫です。
自分の経験からも、「読んでも記憶に残っていない」場合が多いからです。
読み飛ばす勇気を持つことも、読書のスピードを上げるうえで大切になってきます。
そもそも読書に慣れていない
読書に慣れていないことも読書スピードが遅くなる原因です。
どうしても人間は、慣れていないことをするときは時間が掛かります。
日本人の約半数は、1ヶ月に1冊も本を読まないという、調査結果もあるくらいです。
例えるならば、普段マラソンしない人に、「フルマラソンを走ってこい!」と言っているようなものです。
それは無理だね…
毎日コツコツ読書を続けていけば、おのずと読むスピードは上がっていきます。
知識や情報が不足している
読む本の知識や情報が不足していると、読むスピードは遅くなります。
全くの知識0の本と、半分くらいの知識のある本だと読むスピードが全然違うことが想像できます。
この内容知ってる!
ってことが増えると、多少読み飛ばしても、本を読み終わったあとの理解度に差はありません。
ですから、読む本の”知識”と”情報”を少し読む前に入れておくことが大切です。
読むのが速い人の特徴やコツとは?
ここからは、読むのが速い人の特徴やコツについて紹介していきます。
主に次のようなことです。
読むのが速い人の特徴やコツ
- 読書経験や知識が豊富
- 目的を持って読書する
- 取捨選択が上手
- 読み方の順番が違う
読書経験や知識が豊富
当たり前のことかもしれませんが、読むのが速い人は「読書経験」が豊富です。
遅いと悩んでいる人のほとんどが、「読むこと」に慣れていません。
読書経験が豊富であれば、知識の引き出しも人より多いはずです。
その知識を利用して、読書しているのです。
「声に出して読みたい日本語」などで有名な齋藤孝さんは次のように語っています。
なぜ読めば読むほど楽に、速く、正確になっていくかというと、本は知識で読んでいるものだからです。それゆえ、読書においては、知識の積み重ねがそのまま実質的な意味を持っており、量を重ねていくことで質的な変化を起こす……いわゆる量質転化が起きるのです。
齋藤 孝. 大人のための読書の全技術
本は知識で読んでいる…
深いですね…
読書することに慣れ、知識と経験が増えると読書スピードは格段に速くなります。
目的を持って読書する
読書に対する目的意識も違います。
目的を持つことで、読書スピードは格段に上がります。
本の内容って、全部が自分に必要な情報とは限りません。
全体の20%が自分の必要な情報
本1冊から1つでも学ぶべきことがあればよし
とも言われています。
目的を持って読書しないと、ダラダラと自分の目的と違う部分も読んでしまいます。
それが結果として、読書スピードを遅くします。
ですから、本を読む前に
- なぜこの本を読むのか
- この本から得たいことはなにか
を、しっかり決めて読書しましょう。
そうすれば、おのずと読書スピードは上がります。
取捨選択が上手
読むのが速い人は、「取捨選択」が上手です。
取捨選択とは?
よいものを取り、悪いものを捨てて選ぶこと。
自分な必要な情報と、不要な情報を上手く分けましょう。
例えば、
- 知っている情報は読まない
- 必要ないと判断できたら読み飛ばす
こういった感じです。
読書経験が浅い人は最初、戸惑うかもしれません。
自分も取捨選択を始めた結果、読むスピードが上がりましたので、おすすめの方法です。
読み方の順番が違う
読むのが速い人は、読み方の順番が違ったりします。
初めから順番に読むんじゃないの?
と、驚かれるかもしれませんが、本当です。
自分も読み方を変えたら、読むスピードが速くなりました。
気になる読む順番は、
前書き → あとがき → 目次 →本文
前書きは始めに読むと思いますが、読み終わったら「あとがき」を読みます。
本を書いた人が1番力を入れている箇所が、「前書きとあとがき」です。
そして「目次」を読めば「本の内容」の大枠をある程度理解でき、ある程度書いている内容を予想しながら読み進められます。
そうすることで、
- 能動的に読書ができる
- 内容が頭に入ってきやすくなる
ことが考えられ、読書のスピードも上がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事のポイントを簡単にまとめてみました。
この記事のポイント
- 日本人の平均読書スピードは1分間に400~600文字程度。
\読書が遅くなる原因/
- 経験不足、知識不足、全てを読もうとする考え方。
- 速い人は経験や知識が豊富
- 目的を持って読書している
- 取捨選択が上手
- 読み方の順番が違う
読書が速い人の特徴やコツを取り入れて、「読むのが遅い」を克服してみてください。
ですが、速いからいいと言うわけでもないので、自分のペースで読むことも大事です。
実践できるところは取り入れて、今日から始めてみてください。
上記のコツを取り入れれば、平均ぐらいには到達できるはずです!
それではまた!