
全然本の内容が入ってこない…
どうやったら本の内容を覚えてられるだろう…
と、悩んでいませんか?
少しでも本の内容を覚えておきたいと思う気持ちはよくわかります。
しかし人間の脳は構造上、1日の出来事の66%のことは忘れてしまうのです。
ですが、原因と対策法を知れば、少しでも多くのことを頭の中に記憶として定着できます。
頭に入らないと悩んでいる人に向けて”頭に入らない原因と対策法”を紹介していきます。
この記事を読んで欲しい人
- 本の内容が入らず悩んでいる人
- なぜ頭に入らないのか気になる人
- 頭に少しでも入る方法が知りたい人
それでは見ていきましょう!
頭に入らない原因とは?

まず、読書の内容が頭に入らない原因を見ていきましょう。
主に次のようなことが原因です。
頭に入らない原因
- 脳に原因がある
- 目的が明確化されていない
- 興味のない本を読んでいる
- 全部覚えようとしている
1つずつ詳しく紹介していきます。
脳に原因があった?
人間の脳は、「生存すること」を最重要課題として捉えています。
生存に関すること以外のことは記憶として残りにくくなっています。
そのため、頭の中に何かを取り込んでも、次の日になったら忘れてしまったなんてことが起こるのです。
これは脳の構造上仕方のないことなのです。
それを表した、「エミングハウスの忘却曲線」と呼ばれるものも存在しています。
「エミングハウスの忘却曲線」を簡単に説明すると、人間の記憶は、
- 20分後・・・42%のことを忘れている。
- 1時間後・・・56%のことを忘れている。
- 1日後・・・66%のことを忘れている。
このように記憶は定着しにくいという特性があるので「頭に入らない」は実際問題、仕方のないことなのです。
目的が明確化されていない!
目的を明確化できていないことも、頭に入らない原因の1つです。
読書は「目的」ではなく「手段」であることを覚えておきましょう。
例えば、
- 読書から得た知識を、自分の仕事に活かす
- 困ったことを解決するために読書する
このように目的を明確化しましょう。
そうすることで、

ここは〇〇に使えそう!
と、能動的になることで、記憶の定着の手助けをしてくれるのです。
ですから、読書する前に目的が明確になっていないようなら、なぜこの本を読むのか目的を明確化しておくことが大切です。
興味のない本を読んでいる!
興味のない本を読んでも、記憶に残りづらくなります。
人とのコミュニケーションでも同じことが言えます。
興味関心がある内容はスッと耳に入りますが、興味関心がないものに関しては、右から左なんて経験があるはずです。
読書でも同じことが言え、本当に今読もうと思っている本が、「興味関心」がある本かしっかり見極める必要があります。
見極めるポイントは、
- 本のタイトル
- 目次
を、参考にして自分の心に刺さる内容の本を読むようにするといいでしょう。
そうすることで、頭に入る確率が大きくなります。
全部を覚えようとしている
本の内容を全部覚えないと、「損」という思い込みは間違いです。
出会った本の内容を覚えようとする姿勢は素晴らしいことでしょう。
ですが、内容を全部覚えることは間違いなく「不可能」です。
それよりは、自分にとって有益な本なのか見極めることが重要です。
自分にとって重要な本であれば、頭の中に落とし込むことが容易になります。
重要かどうかを見極めて、自分なりに記憶に残すようにしましょう。
全部を覚えるのではなく、有益なところを拾っていくイメージだね!

どうすれば頭に入るようになるのか

頭に入らない原因がお分かりいただけたでしょうか?
ここからは、どうすれば頭に入るようになるか、その方法について紹介していきます。
主に次のようなことをすると、頭に入りやすくなります。
頭に入りやすくするポイント
- インプットしたらアウトプットする
- 本の要約サイトを利用して、読む前に内容を理解しておく
- 読書する環境を見直す
それでは1つずつ見ていきましょう!
インプットしたらアウトプットする。
読書を通してインプットすることも大事ですが、本を読んだあとにアウトプットすることで記憶の定着をサポートしてくれます。
具体的には次のようなことです。
- 気になったところをメモして残す
- SNSで発信したり、友人や家族に話す
- 本で得た知識を利用して行動してみる
これらのことを実践することで、記憶の定着が断然よくなります。
この中でも特に効果的なのは、
SNSで発信したり、友人や家族に話す
ことです。
SNSで発信したり、誰かに話したりする場合は、本の内容を記憶として頭に入れる必要があります。
発信したり、話したりしなきゃと思うと、本の内容を注意深く読むようになります。
発信は本を注意深く読むことで理解が進み、その理解したことを人に話してさらに理解が進むという2重でおいしい効果があるのです!
ですから、本の内容を頭に入れやすくするためには、
インプット × アウトプット
が、非常に有効な手段です。
本の要約サイトを利用する
本の要約サイトを利用して、事前に本の内容を見ておくことも、内容を頭に入れるときに役に立ちます。
その理由は、
1度少し学んだことを、復習しているような感覚になるからです。
1度要約サイトで簡単に本の内容を学び、改めて本を読むことで、さらに理解が進みます。
ですから、要約サイトは理にかなっていると言えるでしょう。

どこの要約サイトがおすすめなの?
本の要約サイトで有名なのは「flier(フライヤー)」です。
現在日本にある要約サイトの中で、最大級の要約サイトでもあります。
専門のライターさんが、1冊10分程度で読めるように作成されています。
ビジネスパーソン向けに、わかりやすく本の内容を解説してくれているのでおすすめです。
他にも
- SERENDIP (セレンディップ)
- ブクログ
- ブックビネガー
などもおすすめの書評サイトです。
読書する環境を見直す。
読書している環境を見直すことも重要です。
具体的には「集中できる環境」を作ってみることが大切です。
集中できていないと、頭の中に本の内容を入れようとしても入りません。
例えば、
- 静かな部屋で集中できる人は静かな環境を作る
- 音がある方が集中できる人は音楽を聴きながら読書する
といった感じです。
自分がどういった環境で集中できるのか、見直してみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、大きく分けて2つのことについて説明してきました。
この記事のおさらい!
- 読書の内容が頭に入らない原因
- 内容を頭に入るようにする方法
読書しても、頭に入らないと時間の無駄になってしまいます。
読書は人生を豊かにしてくれる、素晴らしいツールです。
今回紹介した頭に入らない原因と、頭に入るようになる方法を参考にして、よりよい読書に生かしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。