Kindle端末が気になるけどいらないって意見をよく見る...
実際のところどうなんだろう。
と、いった疑問を解決します。
ネットの評価や評判を見ると「Kindle端末なんて要らない」といった意見をよく目にします。
結論から言えば、半分正解で半分間違いだということ。
Kindle端末は、使い人を選ぶ端末であり、向き不向きがハッキリしている端末です。
しかし、向いている人に該当すれば、スマホやタブレットでKindle本を読むよりも快適に読書できる可能性があります。
今回の記事では、3年以上Kindle端末を利用している、自分が向き不向きについて詳しく解説していきます。
この記事で分かること!
- Kindle端末がいらないと言われている理由4選
- Kindle端末が必要か判断する方法
- どの端末を買うとよいか
Kindle端末が気になる人はぜひ、目を通してみてください。
Kindle端末がいらないと言われている理由 4選
まず、Kindle端末がいらないと言われている理由を洗い出します。
自分も購入前に感じていたこととある程度一致しますが、利用し始めると「全て思い込み」だったんだな実感しました。
利用し始めると、全然そんなことないじゃん...ってことが多々ありました。
一般的に言われている、いらないと言われる理由は以下の4つ。
自分の体験談も入れながらいらないと言われる理由について解説を交えながら、自分なりの経験も語っていきます。
値段が高い
Kindle端末は、正直値段が高いと感じてしまう価格設定です。
正直自分も購入前は「高っ…」と感じてしまいました...。
1番安い端末でも¥14,980円~と、タブレット端末の中でも高価ですし、用途は本を読むことだけ。
正直「本当に購入して大丈夫なのか?」と悩むのは当然とも言えます。
本が何冊も買えてしまう金額ですからね...
しかし、Kindle端末は読書に特化した端末なので、故障も少なく、バッテリーも簡単にへたりません。
また、要らなくなったり、合わないと感じたらメルカリやヤフオクで簡単に売却が可能。
Kindle端末は、リセールバリュー(再販価値)が高く、人気のアイテムなのですぐに売買ができます。
もし使用感が合わなければ、購入価格に近い金額ですぐに売却できるので、売却した場合だと数千円から試せる点もグッド。
ですから、本体価格で悩む必要はあまりないのでは?というのが個人的な感想です。
スマホやタブレットで十分
スマホやタブレットで十分といった意見もよく目にします。
自分も正直スマホやタブレットで十分だと考えていました。
しかし、スマホやタブレットとは大きく使用感が異なり、合う合わないがハッキリしているということ。
合う合わないは下記で詳しく解説しますが、以下のような悩みを抱えている場合は、乗り換えると解決できるかもしれません。
- 目が疲れる
- 大きな画面で読みたい
- 通知や誘惑が多く集中できない
実際に自分も「目が疲れる」といった理由から、乗り換えました。
そうすると目への負担が軽減され、快適に読書できるようになった経緯があります。
スマホやタブレットで満足いく読書環境なら買い替えても大きく意味はないかもしれません。
しかし、少しでもスマホやタブレットに不満があれば買い替えすると、読書環境が向上する可能性は十分あるでしょう。
動作がモッサリしている
結論から言えば、動作は最新スマホやタブレットに比べると「もっさり」しています。
これは隠しようのない事実であり、敬遠される原因の1つでもあります。
正直に言えば、何世代か前のスマホやタブレットを使っている感覚に陥るはずです。
Kindle端末の口コミ等でも多く聞かれる内容でしょう。
しかし、違和感があるのは購入して慣れるまでの期間です。
使っても慣れない可能性もありますが...
自分は慣れてKindle端末の「味」だなと感じています。
どちらかと言えば、Kindleで本を読んでいるときは気になりませんが、
- Kindle端末で本を探す
- ライブラリに移動したり設定を変える
といった動作のときに「もっさり感」が目立つイメージ。
しかし、慣れれば味になってもっさり感も気にならなくなる場合もあります。
紙の本で十分
紙の本で十分といった意見もあるでしょう。
確かに紙の質感は本を読んでいる感覚をダイレクトに感じられる媒体ですよね。
紙の質感が好き!
紙に勝るものはない!
という人は、無理にKindle端末を持つ必要はありません。
しかし、紙の本に以下のような不満がある人は、持ってみると紙の本で出た不満を解決できるかもしれません。
- 持ち運びがめんどくさい
- 保管する場所がない
といった、不満解消にはもってこい。
なんせ小さめのタブレットに大量の本を保存できるので、管理のしやすさは別格です。
詳しくは下記でしますが、紙の本を読んでいて出てくる不満解消に、Kindle端末はもってこいの商品と言えるでしょう。
Kindleが必要か判断する方法
ここからは、Kindleが必要か判断する方法について解説していきます。
もし、Kindle端末が気になるけど、本当に必要なのか迷っている場合は、参考にしてみてください。
自分の経験も増えまえて、必要な人と不要な人を分けると以下のようになりました。
- 目の疲れを感じている人
- 紙のような質感で電子書籍を読みたい人
- 寝る前に読書したい人
- 活字メインの小説やビジネス書をよく読む人
- 多くの本を持ち歩きたい人
- 紙の本やスマホ読書に不満がある人
- 読書にあまりお金を掛けたくない人
- 漫画を読む人
- サクサク動く端末を使いたい人
- 紙の本を売って新たに本を買う人
このような結果になりました。
詳しく解説していきますね。
Kindle端末が不要な人
まず、Kindle端末が不要な人から解説していきます。
Kindle端末が不要な人は、以下の項目に該当する人です。
1つずつ詳しい理由を解説していきます。
【不要な人①】読書にあまりお金を掛けたくない人
読書にあまりお金を掛けたくない人はKindle端末にお金を掛ける必要はありません。
スマホやタブレットで十分と感じているのであれば尚更です。
どちらかと言えば、Kindle端末は『贅沢品』とも言えます。
主な用途は「読書」のみで、他の用途には使えません。
- 調べ物をする
- 動画を見る
といった一般的なタブレットのような使い方はできないので注意が必要です。
また、端末代だけで、値段によっては10冊程度の本が購入できます。
そこまで、読書にお金を掛けたくない人はKindle端末の購入はおすすめできません。
【不要な人②】漫画をメインで読む人
漫画をメインで読む人も、Kindle端末はあまりおすすめできません。
理由としては、
- カラー表示できない
- 動きがもっさりしている
- 読む本によってはあまり保存できない
といったことが起こるからです。
自分はあまり漫画を読みませんが、以下のように漫画を読むのは不向きといった意見が目立ちました。
kindlePaperwhiteは漫画読むのには向かないなぁって思いながら生きてきて私のkindle母にいま盗まれてるからこれを機に漫画読む様にkindlefire買ったら快適❣️
— ♔愛星ティアラ♔ (@tiaraclohe_0114) May 21, 2023
Kindle Paperwhite(10th gen)での事象。漫画の左ページ(綴じ部分)が切れるコンテンツが大量にある。ちゃんと表示されているのはAndroidアプリ。
— しんきち(GO/ST Rd. RodeoColosseum #254完走) (@shinkichi813) December 5, 2023
端末のフォーラムみると再起動やリセットなどの指示があるが特定のコンテンツとは言えないレベルで発生。#kindlepaperwhite #kindle #Amazon pic.twitter.com/JlX9oUWIIm
上記のように漫画を読む場合は、注意したほうがいいかもしれません。
また、Kindleシリーズの中間グレードに当たる「KindlePaperWhite」で漫画を読むときの詳しい注意点をまとめた記事もあるので、気になる人は目を通してみてください。
【不要な人③】サクサク動く端末を使いたい人
サクサク動く端末を使いたい人にも、Kindle端末はあまりおすすめできません。
iPad等のサクサク動く端末とは違い、モッサリした印象を受けざるおえません。
上記でも少し話しましたが、自分のように慣れてしまえば味になります。
しかし、モッサリした端末が苦手な人は使うのが嫌になる原因になります。
動作がどれもワンテンポ遅く感じられるんですよね...
現行の端末は動作が改善されましたが、モッサリが許せないって方は購入しないほうがいいでしょう。
【不要な人④】紙の本を売って新たに本を買う人
紙の本を売って新たに本を買う人にも、Kindle端末は不要です。
電子書籍は基本的に買い切りです。
Kindle端末は、電子書籍を読む端末なので、電子書籍を売って新しく本を買うといった利用方法はできません。
その代わり、紙の本より価格が安くなっていたり、セールがあったりと安く買えるタイミングがあることも事実。
しかし、人気のある紙の本は、定価の6~7割の金額で売却できる場合もあります。
売却できるのは紙の本の利点でもありますよね...
回し読みのような読み方をしたい人は、電子書籍しか読めないKindle端末は不要かもしれません。
Kindle端末を使うと快適になりえる人
ここからはKindle端末を使うと快適になれる可能性がある人について解説していきます。
上記でも少し触れましたが、快適になりうる人は以下の通り。
1つずつ解説していきます。
【必要な人①】目の疲れを感じている人
目の疲れを感じている人は、Kindle端末を利用すると、目の疲れを軽減できるかもしれません。
自分がKindle端末に興味を持ったきっかけが「目の疲れを軽減できる」という謳い文句を目にしたから。
実際に使ってみると、スマホやタブレットとは違い、ブルーライトを出さないので目の負担が軽減しました。
目が全然疲れないので、長時間読むことも苦ではなくなりましたね!
Kindle端末はスマホやタブレットと違い、直接光を目に当てない「フロントライト方式」を採用。
ブルーライトの発生を極限まで低減しているので、目への負担が低くなる設計がされています。
詳しく知りたい人は下記の記事を参考にしてみてください。
もし、スマホやタブレットで電子書籍を読んでいて、目の疲れを感じる場合は試す価値ありと言えるでしょう。
【必要な人②】紙のような質感で電子書籍を読みたい人
紙のような質感で電子書籍を読みたい人は、Kindle端末の利用がおすすめです。
どうしてもスマホやタブレットで読むと、紙を読んでいる感覚とは少し違いますよね。
その点、Kindle端末は「紙の本じゃない?」と勘違いしてしまいそうなくらい、紙の本と質感が似ています。
実際に購入当初から感じていた感想の1つです!
E-ink(電子ペーパー)という特殊なディスプレイに秘密があります。
E-ink(電子ペーパー)は、紙のような質感を再現できるほか、
- ブルーライトのカット
- 直射日光が当たってもよく見える
といった、特徴があるディスプレイです。
スマホやタブレットではディスプレイの設計が全く違います。
スマホやタブレットではできない、紙のような質感を再現してくれます。
もし、電子書籍を紙のような質感で読みたい人にはおすすめと言えるでしょう。
【必要な人③】寝る前に読書したい人
寝る前に読書したい人にもKindle端末はおすすめです。
寝る前に読書するとなると、
- スマホやタブレットを利用する
- 薄暗くして紙の本を読む
の2択になると思いますが、どちらも入眠の観点からおすすめできない方法です。
特にスマホやタブレットを利用した読書方法は、寝る前にすると睡眠の妨げになる可能性があります。
寝る前のスマホやタブレットは、強い光の影響で睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌を抑えてしまいます。
その点Kindle端末であれば、強い光もありませんし、ブルーライトの発生もほとんどなく、入眠の邪魔にはなりません。
睡眠導入なんかにも力を発揮しますよ!
寝る前の読書を良くする人には、Kindle端末はすごくおすすめです。
【必要な人④】活字メインの小説やビジネス書をよく読む人
小説やビジネス書を読む人には、Kindle端末をぜひ使っていただきたいです。
自分も活字をメインにKindle端末を利用しますが、読みやすさがスマホやタブレットに比べて全然違います。
スマホ・タブレットと紙の本のいいとこ取りをしたような使用感です。
- 画面サイズ
- 通知がなく読書に集中できる
- 活字がメインなので白黒表示で十分
といった、活字メインだとKindle端末の本領が発揮されます。
もし活字をメインで利用するのであれば、Kindle端末はすごくおすすめです。
【必要な人⑤】多くの本を持ち歩きたい人
多くの本を持ち歩きたい人にも、Kindle端末はおすすめです。
どうしても紙の本だと、せいぜい1,2冊が持てる限界になります。
またカバンに入れたりしていると、
- 本が傷つく
- 重くなる
- カバンに入る荷物が制限される
といった、弊害がでてきます。
その点、Kindle端末であれば多くの本を保存して、かさばることなく持ち歩くことが可能。
本体重量もどの端末かによりますが、約200グラムと軽めです(カバーなしの場合)
サクッと読める本を数冊入れて、外出先で見るなんて使い方にはKindle端末の得意分野です。
多くの本を持ち歩きたい人には、すごくおすすめな端末と言えるでしょう。
【必要な人⑥】紙の本やスマホ読書に不満がある人
紙の本やスマホ読書に不満がある人は、Kindle端末に乗り換えると快適に読書できるかもしれません。
自分も『目の疲れ』という明確な不満を抱えていました。
実際乗り換えてみると、目の疲れを感じずに電子書籍を読めるようになりました。
他にも、
- 持ち運びが面倒
- 保管場所に困る
- 通知機能で集中できない
といった、紙の本やスマホ読書特有の不満を解決するにはピッタリの商品です。
もし、なんらかの不満がある場合は試してみる価値は十分あるでしょう。
どのKindle端末を買うべき?
Kindle端末は種類が複数あり、どれを買っていいか迷って迷ってしまいますよね。
個人的な意見になりますが、どれを買ったらいいか迷ったなら『KindlePaperWhite』の購入をおすすめしています。
Kindleシリーズの中間グレードであり、Kindle端末の1番人気のモデルです。
自分は、3年以上KindlePaperWhiteを愛用していますが、この端末を利用して困ったことはありません。
他にも、下位グレードの『Kindle』や最上位モデルの『Oasis』など、様々なラインナップを展開しています。
Kindle端末を比較した、記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:Kindle端末は使う人を選ぶ!
今回の記事では、Kindle端末が要らないと言われている理由や必要か判断する方法を解説してきました。
結論として、Kindle端末は使う人を選ぶということ。
おさらいになりますが、選ぶ基準をもう1度見てみましょう。
- 目の疲れを感じている人
- 紙のような質感で電子書籍を読みたい人
- 寝る前に読書したい人
- 活字メインの小説やビジネス書をよく読む人
- 多くの本を持ち歩きたい人
- 紙の本やスマホ読書に不満がある人
- 読書にあまりお金を掛けたくない人
- 漫画を読む人
- サクサク動く端末を使いたい人
- 紙の本を売って新たに本を買う人
個人的な見解になりますが、不要な人の項目に1つでも当てはまると、Kindle端末はあまりおすすめできないかもしれません。
しかし、不要な人に当てはまらず、必要な人の項目に当てはまると、快適な読書環境を手にできるかもしれません。
ぜひ、Kindle端末を手にとってみてください。