メルカリビットコインの手数料ってどうなっているの?
手数料が高いって聞いたけどどうなんだろう?
と、いった疑問を解決します。
結論から言うと、メルカリの手数料は良心的であり、そのまま利用を開始しても大丈夫ということ。
しかし、一部の手数料が割高であり、他の取引所を利用したほうがお得な場合があることも...。
そこで今回の記事では以下のような紹介していきます。
この記事の内容
- メルカリビットコインの手数料は?
- 他社との比較
- メルカリビットコインがおすすめな人
- メルカリビットコインがおすすめできない人
手数料と合わせて、他社との比較やおすすめな人・おすすめできない人も紹介しています。
ぜひ手数料と合わせて、目を通してみてください。
メルカリビットコインの手数料は?
まず、メルカリビットコインで掛かる手数料についてサクッと解説していきます。
手数料が想定されるのは以下の4つ。
1つずつ解説していきます。
① 利用開始時の手数料(無料)
メルカリビットコインを始めるときに掛かる手数料は無料です。
- メルカリへの登録手数料
- 口座開設手数料
といった、利用を開始するときに発生する手数料のことです。
無料で始められるので、安心してビットコイン取引を開始できます。
② メルペイ残高 → ビットコイン資金への移動(無料)
メルペイ残高からビットコイン資金への移動は、手数料無料で行なえます。
メルカリビットコインの特徴として、本家メルカリで得た売上金を利用して、ビットコインが購入可能なところ。
しかし、売上金を一度チャージという形で、ビットコイン口座へ移動しないといけません。
チャージと聞くと、手数料が掛かりそうですが、メルカリは無料で資金の移動ができます。
また、逆にビットコイン資金に移動したけど、メルペイ残高に戻したいときも無料で行なえます。
分かりやすく言うと以下のよう感じ!
- メルペイ残高 → ビットコイン資金
- ビットコイン資金 → メルペイ残高
上記はどちらも無料で行なえます。
売上金からの移動やビットコイン資金からの移動も安心して、行うことが可能です。
③ メルペイのチャージ(無料)
メルペイチャージも、もちろん無料で行えます。
メルペイはビットコインを買う手段として使え、簡単かつ手数料無料で可能。
しかし、チャージ手段に『クレジットカード』が利用できません。
- 銀行口座
- セブン銀行ATM
のみの対応になっているので、注意が必要です。
④ 売買手数料→原則無料(※スプレッドあり)
売買手数料は無料です。
しかし、メルカリビットコインは『スプレッド』という手数料を盛り込んだ価格設定になっています。
どういうこと...?
購入画面には表示されませんが、見えない手数料が上乗せされた状態でビットコインの売買が行われています。
※ メルカリビットコインの場合は2%前後。
これは、ビットコインの取引方法の違いが関係しています。
メルカリビットコインの購入方法は『販売所方式』です。
※ 他の取引方法としてユーザー同士で取引を行う『取引所方式』があります。
- 販売所方式 → 業者から購入する
- 取引所方式 → ユーザー間で取引する
メルカリビットコインは、ビットコインの所有者はメルカリであり、メルカリからビットコインを購入しています。
仲介料といった意味合いで、メルカリが自分の取り分(利益)を上乗せして販売しているということ。
これによって、実際のビットコインとの価格差が生じ、価格差分の手数料を払うという実質的な手数料になっています。
売買手数料は掛かりませんが、スプレッドと言われる実質手数料みたいなものを払う必要があります...。
他社と比較してみる(スプレッド)
ここからは、上記で解説したスプレッドを他社と比較してみます。
日本の主要な取引所のスプレッドを記載しているので参考にしてみてください。
※ スプレッドは前後があるので、常にその値ではありません。下がったり上がったり市場の流動性で前後します。
取引所名 | スプレッド(手数料) |
---|---|
メルカリ | 約2.0% |
コインチェック | 6.0% |
ビットフライヤー | 5.9% |
GMOコイン | 5.0% |
DMMビットコイン | 4.0% |
bitBank | 4.8% |
メルカリビットコインの約2.0%は他社を圧倒した、数値となっています。
でもこれには少しカラクリがあるんですよね...
『取引所』を利用すればスプレッドは小さくなる?
販売所ではなく『取引所』を利用すれば、スプレッドはさらに小さくなります。
上記で解説したスプレッドは『販売所』を利用した場合の話。
メルカリは販売方法を極力まで簡素にし、初心者にも分かりやすい設計になっています。
そのため『販売所』しか取り扱っていません。
他の主要な取引所には販売方法が2つあり、その2つが『販売所』『取引所』の2種類。
ちょっとややこしくなってきたぞ...
分かるように説明していきますね!
『販売所』と『取引所』の違いは以下の通り。
- 販売所 → 業者から購入する
- 取引所 → ユーザー間で取引する
ユーザー間で取引すると手数料が安くなり、その分手数料を押さえられます。
ユーザーとマッチングする必要があり、
- 売買がすぐに成立しない
- 販売所より操作が複雑
といったデメリットが存在します。
どちらが良い悪いではなく、取引する人が自由に選択する必要があります。
自分はスプレッドが安い『取引所』をメインに売買していますよ!
興味があれば、メルカリ以外の主要な暗号資産取引所を開設して、ビットコインを『取引所』で売買すれば、スプレッドを大幅に押さえて取引できます。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
おすすめはGMOコイン!
ありとあらゆる手数料が無料なのですごく使い勝手のいい取引所です。
メルカリビットコインの利用がおすすめな人とは?
ここからは、メルカリビットコインの利用がおすすめできる人を紹介します。
メルカリビットコインや実際の取引所で暗号資産に触れた経験を踏まえて「こんな人にはおすすめできる」と考えました。
おすすめできる人は以下の通り。
1つずつ解説していきます。
① ビットコインを初めて買う人
メルカリに触れたことはあっても、ビットコインに触れたことがなく、初めて買う人にはすごくおすすめです。
とにかく、購入までのハードルが低く誰でも簡単に購入できることが最大の強みです。
また、メルカリを利用している人は、日本で4,000万人と言われており、面倒な口座開設も不要。
※ 本家メルカリの本人確認している場合。
従来の方法は、口座開設やら入金やら面倒なことが多いんですよね...
またメルカリの売上金を利用して1円から購入できるので、不要物を売ってその売上から購入ができます。
売上金を従来通り、再度メルカリで利用したり、円にして銀行に振り込んだりしてもいいですが、ビットコイン投資に回せます。
円にするぐらいならビットコインに自分なら投資しますが...(笑)
このように、ビットコイン初心者にも優しい設計がされているので、初めて買う人にはすごくおすすめと言えるでしょう。
② メルカリの売上金や期間限定ポイントを上手く利用したい人
メルカリの売上金や期間限定ポイントを上手く利用したい人にも、おすすめです。
特に、メルカリの期間限定ポイントって正直使い方に困ってしまいがち。
ですが、1円から購入できるビットコインに替えてしまえば、期間を気にする必要がなく、逆に増える可能性もあります。
※ 期間限定ポイントはビットコイン購入に使えない場合もあり。
自分は迷ったらビットコインに替えるようにしています!
このように無駄が一切省かれるので、本家メルカリの利用が多い人ほど相性よく、ビットコイン投資を始められるでしょう。
③ 少額投資したい人
少額投資をしたい人にも、メルカリビットコインはおすすめと言えます。
理由としては、少額であればあるほど手数料(スプレッド)が微々たるものになるからです。
手数料は売買する金額が多くなるほど、高額になります。
1,000円分買うのと10万円分買うのとでは、手数料に大きな違いが出ます。
もしメルカリビットコインで10万円買うというような、高額取引は手数料の観点からもおすすめしません。
手数料負けして、利益になりづらくなりますからね...
もし、高額な投資ではなく少額投資で始めたいといった要望であれば、メルカリビットコインはすごくおすすめな選択です。
こんな人はメルカリビットコインはおすすめできない?
次に挙げるような人は、メルカリビットコインの取引はおすすめできません。
上記に該当する人は暗号資産取引所を開設するほうがいいでしょう。
ではなぜ、おすすめできないのか解説していきます。
① 本格的にビットコインに投資したい人
本格的にビットコイン投資を始めてみたい人にはあまりおすすめできません。
どのくらい本格的にビットコインに投資するかにもよりますが、10万〜100万と大金をつぎ込むなら、取引所を開設しましょう。
どうしても、メルカリビットコインだとスプレッド(手数料)が発生します。
仮に1万円分のビットコインを購入しても、9,800円分(2%のスプレッドが効いた場合)しか正確には買えません。
それが、10万円〜100万円となっていくと2%のスプレッドでもかなりの手数料を取られてしまいます。
単純計算でスプレッドが2%だと、10万円なら2,000円だし、100万円なら2万円の手数料ですね...
このように本格的に取引を開始したいのであれば、手数料の安い取引所を利用して、投資するようにしましょう。
② 他の通貨も投資したい人
他の通貨も投資したい人は、メルカリビットコインはおすすめできません。
メルカリビットコインは、取り扱っている銘柄はビットコインのみです。
これから増える可能性もありますが、現在の取り扱いはビットコインのみですね...
もし、他に欲しい銘柄があれば、取引所を開設するしかありません。
また、他に投資対象が移るといった可能性も十分考えられます。
そうなる可能性があれば、最初から取引所を開設しておくと手間もありません。
スムーズに他の通貨に投資もできます。
ですから、他の通貨に投資する予定があれば、メルカリビットコインはあまりおすすめできません。
③ 手数料(スプレッド)が気になる人
手数料(スプレッド)が気になる人も、メルカリビットコインはおすすめできません。
メインで掛かる手数料は、スプレッド(売買時の手数料)です。
売買時に必ず発生する手数料であり、
- 売買の頻度が多い
- 取り扱う金額が高額
な場合は、高額になる可能性があります。
そんなときは、ほとんどの手数料が無料で取引できるGMOコインをおすすめしています。
どのような手数料が無料なのかというと
- 日本円の入出金(メルペイ入金や売上金の銀行振込のようなイメージ)
- 取引手数料(※販売所ではスプレッドが掛かります)
- 送金手数料(他の取引所や個人ウォレットへのビットコインの送金)
など、ちょっと難しいかもしれませんが、ほぼ全ての手数料が無料。
某有名取引所のC社やB社は、入出金手数料が掛かったり他のところで手数料が掛かります...
自分もメインで利用している取引所であり、初心者の頃はC社・B社を利用して手数料面で損をした経験も。
もし手数料が気になる人は、暗号資産取引所の開設をしたほうが長い目で見てもお得と言えるでしょう。
よくある質問
メルカリビットコインの手数料が高いと言われる理由は?
メルカリビットコインは『販売所』しかなく、取引所の利用ができないからです。
※ 販売所だと目に見えない手数料が発生しています。
取引所の手数料は概ね『無料〜0.15%』とかなり安く設定されています。
ちなみにスプレッドと言われる見えない手数料は組み込まれていません。
詳しい人からすると、スプレッド(見えない手数料)の掛かるメルカリビットコインは高いと言われているのです。
メルカリビットコインは儲けられますか?
儲けられるかは、分からないというのが結論です。
ビットコインの値動きによって儲けられるか損をするか決まるためです。
買ったときの金額よりも、価値が高まれば上がりますし、逆に下がれば損をしてしまいます。
実際に自分がメルカリビットコインを利用して儲かったのかを解説した記事もあるので、参考にしてみてください。
ビットコイン以外の銘柄が欲しい!どうすればいいですか?
ビットコイン以外の銘柄が欲しい場合は、他の取引所を開設するしかありません。
国内取引所であればどこでもいいですが、おすすめはGMOコインです。
興味があれば、ぜひ口座開設してみてください(もちろん無料です)
ビットコインを他のところに送りたいんですが...できますか?
メルカリビットコインで購入したビットコインは送金機能がありません。
もし、どうしても送金したいのであれば、送金可能な取引所からビットコインを購入し送金しましょう。
まとめ:メルカリビットコインも使い方次第!
今回の記事では、メルカリビットコインの手数料について解説してきました。
メルカリビットコインは、売買時に2%前後のスプレッドと言われる手数料が発生します。
他の取引所と比較すると、比較的安価ではありますが、それは『販売所』と比べた場合の話。
手数料に詳しく、損をしたくない人は『取引所』を利用しているケースが多く、そのほうが手数料を押さえられます。
しかし、メルカリビットコインは初心者にすごく優しいサービスなので、ぜひこの記事を参考に始めてみてください。
1人でも多くの人にビットコインを買っていただけたら幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました。