
kindleと楽天Koboの2つで迷う…
どっちがいいんだろう…
このような疑問にお答えします。
提供しているサービス内容が似ているため、迷われる方も多いです。
どちらも電子書籍業界のトップですが、選択を間違えると電子書籍の移行作業ができないため、後悔してしまう可能性があります。
そこで今回の記事では、2つのサービスの
- サービス内容
- 専用端末
を、徹底的に整理・比較してどちらがおすすめなのか解説していきます。
この記事の内容
- 2つのサービスの選び方
- サービスの内容を比較
- 専用端末を比較
この記事を読めば、どちらが自分で合っているか理解できること間違いなしです!
どちらのサービスを利用しようか迷っている方はぜひ、参考にしてみてください。
【選び方】kindleと楽天Koboはどちらがおすすめ?

結論から申し上げますと、
- 自分がどちらのサービスをよく利用するか
- どんな本が読みたいのか
を、基準に決めることをおすすめします。
かなりシンプルですが、こちらの選び方で間違いありません。
あとで詳しく説明しますが、使っているストアを統一することで、「ポイント還元率」が増えます。
ポイントが貯まりやすくなるのでお得です。
他にもポイント還元と合わせて、セールやクーポンといったものも併用して使用できるのでお得度が倍増するためです。
それでは詳しく説明していきます。
kindleがおすすめな人
kindleがおすすめな人は、
- Amazonをよく利用する
- Prime会員である
- 幅広いジャンルの本を読みたい
- 読み放題サービスを利用したい
上記に当てはまる人はkindleがおすすめです。
kindleは600万冊以上の本を取り揃えており、業界No.1の品揃えです。
幅広いジャンルに対応しています。(全26ジャンル)
Prime会員であれば、「Prime Reading」を利用できます。
Prime Readingとは?
一部の本を無料で読めるサービスです。
対象本は少なくおまけ程度ですが、お得に利用可能です。
他にもAmazonでは、読み放題の定額サービスに力を入れていることも特徴です。
Kindle Unlimitedは、月々¥980円を支払えば、200万冊の対象本を読み放題にできます。
※ Kindle Unlimitedについて詳しく知りたい人は、Kindle Unlimitedメリット・デメリットの記事を参考にしてみてください。
楽天Koboにも定額サービスはありますが、Kindle Unlimitedに比べると見劣りしてしまいます。
あとで詳しく比較するね!

Amazonをよく利用する人やプライム会員で、幅広いジャンルの本を読んでみたい!
って方は、Kindleを使うことをおすすめします!
楽天Koboがおすすめな人
楽天Koboがおすすめな人は、
- 楽天をよく利用する人
- 楽天ポイントを貯めたり使いたい人
- 幅広いジャンルの本を読みたい人
- 電子書籍を安く利用したい人
楽天をよく利用する人は、ポイントの観点からも楽天Koboを利用しましょう。
あとで詳しく解説しますが、ポイント還元率でいえばkindleは足元にも及びません。
ポイント還元率は楽天の強みだね!

付与されたポイントは、電子書籍や他の商品にも使えるので、万能ポイントとして機能します。
ポイント還元率に加えて、取扱量も業界No.2の400万冊以上と十分な量です。
ポイント還元率を重視しながら、幅広いジャンルを読んでみたい!
っという方は、楽天Koboをおすすめします!
kindleと楽天Koboの概要

それではkindleと楽天Koboの詳しい概要について見ていきましょう。
サービス名 | kindleストア | 楽天Kobo |
---|---|---|
品揃え | 600万冊以上 | 400万冊以上 |
付与ポイント | Amazonポイント | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1%~2% | 1%~最大16% |
セール・キャンペーン | 日替わりセール 月替りセール セール&キャンペーン | レディースデイ メンズデイ お買い物マラソン 5と0のつく日セール SPU(スーパーポイントアッププログラム) |
電子書籍リーダー | kindle電子書籍リーダー | 楽天Kobo電子書籍リーダー |
定額サービス | 楽天マガジン 月額¥418円(税込み) ※ 900誌以上が読み放題 | Kindle Unlimited 月額¥980円(税込み) ※ 200万冊以上の漫画・ビジネス書が読み放題 Prime Reading プライム会員限定サービス |
対応デバイス | スマホ タブレット PC Fireタブレット | スマホ タブレット PC |
無料作品数 | 5万冊以上 | 14万5千冊以上 |
支払い方法 | クレジットカード 携帯キャリア決済 Paidy(後払い)決済 Amazonギフト券 Amazonポイント | クレジットカード 楽天ポイント ラ・クーポン 楽天キャッシュ |
運営会社 | Amazon | rakuten |
概要は以上になります。
それでは、サービス内容で2つを詳しく比較していきます。
サービスの内容で比較

配信本の数・得意ジャンル
配信本の数
- kindle 約600万冊
- 楽天Kobo 約400万冊
業界No.1のkindle、No.2の楽天Koboなので配信本の数はどちらも豊富です。
大手メーカーの有名出版物などの大差はどちらもほとんどありません。
ですが、得意ジャンルについては若干の違いがあります。
得意ジャンル
- kindle → ビジネス書、技術・専門書が豊富
- 楽天Kobo → 小説や漫画が豊富
kindleはビジネスマンが好むような、ビジネス書や技術・専門書が豊富にラインナップされている印象です。
ビジネス書のラインナップも約7万冊となっており、ビジネス書をメインに読みたい人はkindleがおすすめです。
他にも、ダイレクトパブリッシングと呼ばれるサービスを利用すれば、個人が簡単に電子書籍を出版できます。
ダイレクトパブリッシングとは?
Amazon.comが運営するセルフ出版サービス。AmazonKindleストアで出版コストなしに世界中で本を出版・販売することができる。
Wikipedia
このサービスを利用して、専門性に優れたユーザーが出版した、電子書籍も豊富に取り揃えられています。
一方「楽天Kobo」は、小説や漫画、洋書といったカジュアルなものを豊富に取り揃えています。
小説や漫画といったものを好んで読む人は「楽天Kobo」がおすすめです。
結論
ビジネス書をメインに読みたい人は → Kindle
小説や漫画 → 楽天Kobo
ポイント還元率
ポイント還元率では、「楽天Kobo」が圧倒的にお得です。
2つのストアを比べた表が下記になります。
kindle | 楽天Kobo |
---|---|
Amazonポイント 1%~2%程度の還元 | 楽天ポイント 楽天SPU → 最大16倍 0と5の付く日 → 5倍 楽天が試合に勝てば → 最大3倍 |
kindleのポイント還元率は1%~2%と、お世辞にも多いとは言えません。
ですが、Amazonポイントは通販や別のサービスにも使用できます。
Amazon通販などを日常的に利用する人にはおすすめだよ!

一方で楽天Koboは、kindleに比べて圧倒的な還元率です。
- 楽天SPU → 最大16倍
- 0と5の付く日 → 5倍
- 楽天が試合に勝てば → 最大3倍
と、条件を満たせば簡単に、ポイント還元率を上げられます。
楽天ポイントは、再度楽天Koboに使用してもいいですし、他の楽天サービスに利用が可能です。
- 楽天サービスをよく利用する人
- 楽天ポイントを貯めている人
などは、楽天Koboを利用すれば、更にお得に使用できます。
セール・キャンペーン
kindle・楽天Koboともにセールやキャンペーンには力を入れています。
豊富なセールやキャンペーンを実施しているので、両ストアともお得に本を購入できます。
両ストアのセールは次のとおりです。
kindle
- 日替わりセール
- 月替りセール
- 突発的なセール
楽天Kobo
- 100円以下のセール本がある
- お得なクーポンが多数配布される
- 不定期セール・キャンペーンを実施
ココがポイント
日替わりセール → 毎日対象の作品が入れ替わる。
月替りセール → 値引き率が高く、安く購入できる。
セール対象 → マンガ以外の本が対象になりやすい。
安く購入したい人は月替りセールを狙いましょう。
また突発的に開催される、セールも魅力的なセールの1つです。
割引率も50%以上となっており、より安く購入できます。
※ kindleセールを確認したい人は、kindleセールの公式ページをご覧下さい。
注意点としては、セールの存在に気が付かず見逃してしまう可能性があることです。
日頃からセールに目を配ると、お得に購入できる可能性が上がるよ!

一方で楽天Koboは、「安さ」を徹底的に追求しています。
中でも目を引くのは、
- 100円以下や半額で購入できる本がある
- 多彩なクーポン
の、2つです。
クーポンに関しては、自動で配布してくれたりするよ!

とにかく安さにこだわっているのか、セールやクーポンを駆使すれば安く購入できます。
ポイント還元も、合わさってkindleストア以上にお得に購入可能です!
無料作品数
無料作品の数で言えば、楽天Koboに軍配が上がります。
無料の作品数
- kindle → 5万冊以上
- 楽天Kobo → 14万冊以上
ですが、どちらも幅広いジャンルの無料作品があるので、ジャンルの面では大差がありません。
無料作品の数からも言えますが、試し読みに使ったり、無料作品の量を重視する人は楽天Koboがおすすめです。
定額制の読み放題サービス
kindleと楽天Koboに大きな違いがあるのが、定額制の読み放題サービスです。
kindle
- Kindle Unlimited
- Prime Reading
楽天Kobo
- 楽天マガジン
kindleは2種類、楽天Koboは1種類になっています。
詳しい概要は以下のとおりです。
kindleストア | 楽天Kobo | ||
---|---|---|---|
読み放題サービス | Kindle Unlimited | Prime Reading | 楽天マガジン |
読み放題対象作品 | 200万冊以上 | 約900冊 | 900誌以上(雑誌のみ) |
月額料金 | ¥980円 | ¥500円(プライム会員) | ¥418円 |
無料体験期間 | 30日 | 30日 | 31日 |
概要を見ても分かる通り、定額サービスではkindleストアが頭一つ抜けています。
kindleの定額サービスである「Kindle Unlimited」では、月々¥980円で200万冊以上の本が読み放題です。
ジャンルも豊富で、小説やビジネス書、マンガ、雑誌など幅広い作品が読めます。
※ 気になる方は、Kindle Unlimitedのメリット・デメリットの記事も合わせて読んでみてください。
それに比べて、楽天Koboが展開する「楽天マガジン」は
雑誌のみ900誌以上が読み放題のサービスです。
雑誌を読みたい人にはおすすめのサービスですが、他のジャンルも読みたいと考えている人にとっては、物足りなく感じるでしょう。
ですが、定額サービスはサブスプリクションサービスになるので、電子書籍の単品購入とは少し異なります。
ココがポイント
- 単品購入 → 楽天Kobo
- 定額サービス → Kindle Unlimited
といった使い方もできるので、楽天Koboを利用しながら、kindleを利用する方法もあります。
この方法であれば、無駄なく色々な本をお得に利用できるのでおすすめの方法だよ!

初回特典
どちらのストアも、お得な初回特典があります。
kindleストア | 楽天Kobo | |
---|---|---|
初回特典 | 初回70%OFFクーポン | 初回購入時に1,000ポイント 最大¥2,000円OFFクーポン |
上限 | ¥1,000円 | ¥2,000円 |
割引上限からも、楽天Koboのほうが少しお得です。
ですが、そこまでの大差がないので参考程度にしてみてください。
どちらのストアにしようか迷っている方は、初回特典を利用してお試し利用してみてもいいでしょう。
ストアが決まっている人も決まっていない人も、
必ず利用してお得に電子書籍を購入してみてください!

支払い方法
支払い方法では、kindleのほうがさまざまな方法に対応しており、支払い方法の幅で言えばkindleに軍配が上がります。
kindle | 楽天Kobo | |
---|---|---|
支払い方法 |
|
|
クレジットカードの利用もちろん、
- 携帯キャリア決済
- Paidy決済(後払い)
など、多様な決済方法に対応しています。
一方で楽天Koboは、支払いに関しては実質クレジットカード一択といった感じです。

クレジットカードの利用は極力避けたい…
と、考えている人は、kindleの利用がおすすめです。
アプリの性能
アプリ性能はほぼ互角ですが、楽天Koboが少し優れています。
- 画像の拡大
- しおり・付箋機能
- 明るさ調節
- 目次
など基本的な機能については、どちらのアプリも使用可能です。
唯一違うのは、縦読みができるかできないかの差です。
電子書籍は基本的に「横の動き」がメインなので、縦読みはそこまで必要な機能ではありません。

どうしても縦読みがしたい!
って方以外は、どちらのアプリも大差がないのでアプリ性能に関しては互角と言っていいでしょう。
専用端末で比較

ここからは、両者の専用端末を比較していきます。
専用端末
- kindle → kindleシリーズ
- 楽天Kobo → Koboシリーズ
専用端末は、”電子書籍を読むことに特化した端末”のことを指します。
基本的に「読書すること」しかできません。
※ 動画を観たり、文章を作成したりできない。
無理に専用端末を買わなくても、普段使っているスマホやパソコンで電子書籍は読めるので、必ず必要なわけではありません。
ココにも注意
他にも、専用端末は購入したところでしか利用できません。
- kindleシリーズを楽天Koboで利用する → 不可
- Koboシリーズをkindleストアで利用する → 不可
といった具合です。
ですので、専用端末も利用してみたい人のために両端末を比較していきます!
kindle端末
kindle端末は現在、全4種類がラインナップされています。
kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | kindle Oasis | |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 6インチ | 6.8インチ | 6.8インチ | 7インチ |
サイズ (縦×横×厚さ) | 160× 113× 8.7mm | 174× 125× 8.1mm | 174× 125× 8.1mm | 159× 141× 3.4mm |
重量 | 174g | 205g | 207g | 188g |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
容量 | 8GB | 8GB | 32GB | 8GB/32GB |
充電方法 | MicroUSB | USB-C | USB-C ワイヤレス充電 | MicroUSB |
防水性能 | × | ○ | ○ | ○ |
価格 | ¥8,980円~ | ¥14,980円~ | ¥19,980円 | ¥29,980円~ |
詳しい端末の比較は、【2022年最新】kindle端末はどれを選ぶべき?4種類を徹底比較!の記事を参考にしてみてください。
kindle端末の特徴として、
セールを利用すれば、端末を安く購入できる
ということです。
大型セールでは、半額の50%OFFで販売されたりするので、セールを狙ってみてもいいでしょう。
また購入者特典で、Kindle Unlimitedが3ヶ月無料で利用できたりするので、更にお買い得になります。
安く高性能の専用端末が欲しい人は、kindleがおすすめです。
※ セールについて知りたい人は、「Kindleシリーズを安く買おう!知っておきたいセールとポイントを紹介!」の記事を参考にしてみてください。
楽天Kobo
Koboのラインナップは以下の通りです。
kindleシリーズに比べて、種類が豊富なのが特徴です。(全5種類)
Kobo Nia | Kobo Clara HD | Kobo Libra 2 | Kobo Sage | Kobo Elipsa | |
---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 6インチ | 6インチ | 7インチ | 8インチ | 10.3インチ |
サイズ (縦×横×厚さ) | 159.3× 112.4× 9.2mm | 157× 111× 8.3mm | 161.6× 144.6× 9.0mm | 181.4× 160.5× 7.6mm | 227.5× 193.0× 7.6mm |
重量 | 172g | 166g | 215g | 240.8g | 383g |
解像度 | 212ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 227ppi |
容量 | 8GB | 8GB | 32GB | 32GB | 32GB |
防水性能 | × | × | ○ | ○ | × |
価格 | 10,978円 | 15,180円 | 23,980円 | 30,800円 | 46,990円 |
kindleとの違いは
- ディスプレイの大きさ
- kindleに比べると少し割高
- Kobo Elipsaは紙面に書き込みできる
の、3点が違います。
大きな画面で電子書籍を読みたい人は楽天Koboがおすすめです。
ですが、ディスプレイのサイズが大きくなれば価格が割高になります。

少し割高感を感じるなぁ…
他にも、専用端末の価格だけに目をやるとkindleは、セールや購入者特典などがあります。
楽天Koboの強みである「ポイント還元」を考えても、少し押し負けている感があるのも事実です。
ですが、最上位モデルの「Kobo Elipsa」では、紙面にタッチペンで書き込みができます。
これはkindleにはない機能です。
- 大きいディスプレイで読みたい
- 自分で紙面に書き込みをしたい
と、考える人は楽天Koboを検討してもいいでしょう。
まとめ:kindleと楽天Koboの比較結果!
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、kindleと楽天Koboを徹底的に比較してきました。
どちらがおすすめなのか、選ぶ基準をおさらいしてみましょう。
kindleがおすすめな人
- Amazonをよく利用する
- Prime会員である
- ビジネス書や専門書を読みたい人
- 読み放題サービスを利用したい
楽天Koboがおすすめな人
- 楽天をよく利用する人
- 楽天ポイントを貯めたり使いたい人
- 小説、マンガ、雑誌をよく読む人
- 電子書籍を安く利用したい人
- 雑誌の読み放題サービスを利用したい人
どちらも魅力的なストアですが、
どちらのストアをよく利用するか
を、基準に選んでも間違いではありません。
ですが、どちらのストアも良い点悪い点が存在します。
読みたい本や、サービス内容、専用端末などをしっかり精査したうえどちらにするか決めてみてください。
少しでも、この記事を読んでどちらを選ぼうか迷っている方の力になれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
